こんにちは✿
漫画家の武嶌波さんがHSP専門カウンセラーの武田友紀さんの監修を基にして描いた本、
「わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法」
の概要と読んだ感想をこのブログにまとめて書いていこうと思います。
- 「HSP・繊細さん」の本に興味がある
- この本のあらすじを知りたい
- この本のレビューを知りたい
「繊細さん」こと「HSP」とは?
HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。なんだか病名のように聞こえるかもしれませんが、これは遺伝子的に生まれ持った気質のことで、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
生まれつき「非常に繊細な人」「敏感な人」「感受性が強い人」などという意味です。
全人口の約5人に1人はこのHSPに当てはまっているそうです。
HSPについてまとめた記事もあるので、興味がある方はぜひ。
武田友紀先生はHSPのことを「繊細さん」と呼んでいます。
繊細さんのあるあるが漫画で描かれている

<タイトル>
わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法
<詳細>
- 漫画:武嶌波
- 監修:武田友紀
- 出版社:飛鳥新社
- ページ総数:256ページ
<内容>
小村渚は、控えめで気配り上手な普通のOL。彼女は、周りの人の機嫌が気になったり、光や音、匂いに圧倒されやすいことに悩んでいた。そんなある日、とあるセミナーに参加し、「HSP」というものを知る。セミナーの講師の武田友紀先生にカウンセリングを依頼し、自分が「繊細さん」こと「HSP」だということを自覚した渚。その日から彼女の生活は少しづつ変わっていく。
おすすめポイントは漫画なので読みやすいところ

この本は、「繊細さん」こと「HSP」を日本に広めた「武田友紀」さん監修の本です。
主人公は、ごく普通の生活を送るHSPの女性なので、日常生活の中で共感できるところがあり、
わかりやすい!
そして漫画で描かれているため、
読みやすい!
読むのが遅い私でも、一瞬で読めました!
あと、主人公の名前が同じだったので、より感情移入しちゃいました!(笑)
- 普通の女性が主人公なので、感情移入しやすい
- HSPの特徴が日常生活の中で表現されているので、共感しやすい
- 漫画なので読みやすい
HSPのことを知りたいけど、文字が多い本を読むのは少し大変…。
という人には、すごくおすすめです!
逆に、
文字は多くても大丈夫だからHSPのことをより深く知りたい!
という人には、こちらもおすすめ!
HSPの一般人女性の日常を描いているから共感できる
ここからは、本を読んだ感想を書いていきます。
- 人の機嫌が悪いときにビクビクしてしまう
- 「きらい」という感情を持ってもいい
- 頼まれていないことはしない
人の機嫌が悪いときにビクビクしてしまう

主人公の渚さんは、「繊細さん」こと「HSP」の気質で日常生活を送っています。
- 悲しいニュースや災害の報道は見たくない
- 音や匂いが気になる
- 人の機嫌が悪いとき「私のせいかも」と思ってしまう
- 常に聞き役
という、完全にHSP気質ですね。
これら全て「わかるー」と思いながら読みましたが、中でも一番共感したのは、
人の機嫌が悪いとき「私のせいかも」と思ってしまう
ことです。
作中の渚さんも、会社の部長の機嫌が悪くてビクビクしてしまうシーンがあります。
その上、「私、何かしたかな?」とまで思ってしまいます。
すごく「わかるー!」と思いました(笑)
私も会社とかで機嫌が悪い人がいたら、すごくビクビクしてしまいます。
あの恐怖感と緊張感がすごく嫌です(^^;)
「キライ」という感情を持ってもいい

作中で渚さんは、奥野さんという会社の先輩のことで、もやもやしてしまいます。
そのことを武田友紀先生に相談すると、
誰かを「キライ」ってハッキリ思ったことはありますか?
と、聞かれます。
そこで渚さんはハッとし、自分は奥野さんのことが好きになれないと自覚します。
「キライ」は生きていく上で大切なセンサーです
「キライ」を封じると「なんとなくキライだから関わらない」が許されず自分で相手との距離感を調整することができません
相手をかばったり無理に好きになろうとしなくてもいいんです
わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法 P.53
これは、私的にかなり刺さりました。
私は、
「相手を嫌うのは失礼」
みたいな持論があって、どんなに嫌いな人でも
「きっと良いところがあるはずだ」と、
その人の良いところを探して無理やり好きになろうとしてしまいます。

悪いことではないと思うけど、それだと自分の気持ちに蓋をすることになるよね。
そうか、嫌いというのは、自分の大事な感情なんだと思いました。
結構当たり前のことなんですけど、HSPの私にとっては盲点でした。
頼まれていないことはしない

渚さんが1人暮らしを始めてしばらくすると、渚さんの妹が「お母さんとケンカしたから泊めてほしい」とやって来ます。
家に泊めるなら家事もしてもらおうと、妹に晩ご飯を作るのをお願いしますが、渚さんは「妹は大学のあとバイトが入っているから大変だろう」と、結局自分で晩ご飯を作ってしまいます。
そのあと、妹とギクシャクした雰囲気になり、渚さんはそのことを武田友紀先生に相談します。
武田友紀先生は渚さんに、
妹さんからハッキリ「手伝って」と頼まれましたか?
と、質問します。
「頼まれてはいない」と、ハッとする渚さん。
武田友紀先生のアドバイスは、
頼まれていないことを頼むと、かえって相手には悪い影響になる可能性がある
と言います。
先回りして助けることは相手を助けているようでかえって成長を妨げてしまったり同じ問題の繰り返しを助長するのです
わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法 P.196
私もこれ、やりがちです…(笑)
HSPは周りが見えすぎるので、「この人こうしてほしいよな」「こうしたらこの人、喜んでくれるよな」などと思ってしまって、つい余計なお節介をしてしまいます。
今思うと、本当に余計だったなみたいなこと結構してきました(^^;)
「家事 お願いしてもいい?」
はっきり頼まれたらそのとき初めて助けてあげてくださいね
わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法 P.199
余計なことをしようとすると、自分が無駄に疲れるし、だからといって人を助けないのはHSPの気質上、許せないので、
頼まれたときに、初めて助けてあげる
というのが、HSPにとって一番いい方法なのかなと思いました!
まとめ:繊細さんのことが手軽にわかる本
というわけで、「わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法」の感想をブログにまとめてみました。
現代の一般女性の日常生活を描いているので、HSPこと繊細さんが楽に生きられるヒントがたくさん散りばめられていました。
例えば、P.140~P.141あたりにある五感に関する武田友紀先生のアドバイスは、日常生活に簡単に取り入れられそうです。
五感の物理的な対策もですが、気持ちの面の対策も多く描かれています。
例えば上記の通り、
- 「きらい」という感情を持ってもいい
- 頼まれていないことはしない
なども、日常生活ですぐにも取り入れられそうなものばかりでした(^^)
この本の主人公は女性ですが、男性でも共感したり参考になったりするかと思います!
さらに、非HSPがHSPのことを知る参考にもなると思います。
ぜひ、お手に取ってみてください!
ここまでブログを読んでくれてありがとうございます。
それでは✿
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