こんにちは✿
「HSPは生きづらい」はHSPの特徴ですが、生きづらいのはHSPだけだからでしょうか。
もしかしたら過去のトラウマも生きづらさの原因になっているかもしれません。
今日は、「HSPとトラウマの関係性」と「トラウマの乗り越え方」を私なりに考えてみたので、このブログで紹介します。
- HSPで生きづらさを感じている
- HSPで過去にトラウマがある
- トラウマを乗り越える参考例が知りたい
HSPとは?

HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。なんだか病名のように聞こえるかもしれませんが、これは遺伝子的に生まれ持った気質のことで、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
生まれつき「非常に繊細な人」「敏感な人」「感受性が強い人」などという意味です。
全人口の約5人に1人はこのHSPに当てはまっているそうです。
HSPについてまとめた記事もあるので、興味がある方はぜひ。
トラウマとは?
トラウマとは、大きな精神的ショックが原因で「心の傷」がついてしまうことを指します。
例えば、
- 冷たい家庭環境で育った
- 両親が離婚した・不仲だった
- スクールカースト・いじめ
- 職場でのパワハラ・セクハラ
- 失恋・人間関係のトラブル
- 災害などで生死に関わる経験をした
などさまざまです。
ショックなことが起きた後もずっと忘れられず、心・身体に何かしらの悪い影響を及ぼします。
特に、子どもの頃にトラウマ経験をするとその傷も大きくなると言われています。
HSPはトラウマを抱えやすい?

私の見解ですが、
HSPはトラウマを抱えやすい
と思います。
その理由は、HSPの感受性の強さにあると思います。
HSPは喜びや感動など良い感情を強く感じる一方、悲しみや怒りなど悪い感情も強く感じてしまうのでトラウマを抱えやすいのではないでしょか。
喜びや感動を強く感じる
↕
悲しみや怒りを強く感じる(トラウマの原因)
HSPの第一人者エレイン・N・アーロンさんの本にもある「子ども時代のトラウマ」についての診断テストがあります。
詳しくはこちら。
トラウマの対処法

では、ここからは私が考えた「トラウマを緩和する対処法」を紹介します。
病院・カウンセリングを利用する
1つ目は、医師やカウンセラーなど専門家に相談するです。
精神的なことは目に見えないのでわかりづらいですが、病気であることには変わりないです。
骨折したら病院に行かなければならないように、精神的に辛いと思ったら専門的な治療が必要だと思います。
それでも病院や薬を利用するのに抵抗があるという方には、最先端の医療・科学に携わっている「内田舞」さんの本をおすすめします。
最先端の医療・科学の本ですが、難しいことが書いているわけではなく、
- ネガティブな感情が生まれる科学的理由
- 自分の感情をコントロールする方法
などが書かれています。
その中でも「病院・薬を利用するのは決して悪いことではない」ということも本書の中に書かれています。
この本の感想の記事もあるので、興味がある方はぜひ。
過去を受け入れる
2つ目は、過去の嫌なことを冷静に、そして客観的に受け入れてみることです。
他人事のように「そんなことあったな」程度に思う感じです。
私が小さい頃見ていたアニメに、
「悩みってのは逃げよう忘れようとすればするほど追いかけてくるものだから、逆にこっちから追いかけて悩みの顔を見てやるのよ」
というセリフがありました。
確かに嫌なことというのは、忘れようとすればするほど忘れられないもので、それなら、逆に受け入れる態勢を自ら作る方が賢明なのかなと思います。
しかし、無理は禁物です。
トラウマを受け入れるのは一朝一夕にはいかないですし、大きいトラウマなら尚更です。

無理せずに少しずつトラウマを受け入れられれば理想だよね。
プラスの面に目を向ける
3つ目は、プラスの面に目を向けるです。
上記でも紹介したエレイン・N・アーロンさんの本『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』でこんなことが書かれています。
自分の今までの歴史を振り返り、全体像を浮かび上がらせよう。そのあとで、自分のいいところ、才能、功績、他者の助けになったことなどに焦点を当てて、ネガティブなものを相殺するのだ。さらに、少し時間を取り(散歩するのもいいだろう)いろいろなことに耐えつつ多くを与えた子供であった自分を誉めてやろう。
『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』 P.277
アーロンさんは、
ネガティブなことをポジティブなことで緩和させる
ということを提案しています。
例えば、会社において、
自分が所属している部署Aの部長から理不尽な指導(パワハラようなもの)を受け、それがトラウマになりそうな出来事だと仮定します。その出来事と同じようなタイミングで、自分とは関係ない部署Bの部長から「君の能力はすごい」と称賛されたとします。
この場合、パワハラというマイナスの面も存在しますが、称賛されたというプラスの面も存在します。
人はマイナスの面ばかり見てしまう傾向があるように思います。そのマイナスが大きくなることでトラウマになってしまい、プラスの面を軽んじてしまうのではないでしょうか。
日常のささいなプラスの面に気づくことで、マイナスの面(トラウマ)が緩和されるかもしれません。
プラスの面(ポジティブなこと)に目を向け、それを自分の中で大きくしていくのもトラウマを乗り越える1つの方法だと思います。
時間が解決してくれると信じる

4つ目は、トラウマはいずれ時間が解決してくれるだろうと信じることです。
単純な解答に聞こえるかもしれませんが、意外と効果があります。
例えば、
自分は10年後も同じことで悩んでいるのだろうか?
という問いを考えてみてください。
過去を振り返って考えると、あなたの年齢の10年前って悩みが変わっていませんか?
もし、変わっていれば10年後のあなたは「昔あんなことで悩んでいたな」となるかもしれません。

即効性はないけど、急がば回れ戦法だね。
過去は変えられませんが、長い人生の中で、
もしかしたらあのトラウマには意味があったのかもしれない
と、思えるときがくると思うと、少しはトラウマが緩和されると思います。
人生の目標・生きがいを見つける
5つ目は、HSPの嬉しいことや楽しいことを人一倍感じることができる感性を活かして、人生の目標や生きがいを見つけるです。
例えば、
【人生の目標】
- 自分のやりたい仕事に就きたい
- たくさん旅行がしたい
- 幸せな家庭を築きたい
【生きがい】
- 家族や友達、恋人の存在
- 趣味や好きなこと
- 平凡で穏やかな毎日
など色々あります。
何でもいいので「自分にとって大切だ」と思えることを考えてみてください。

「自分にはこれがあるから」って思えたら悩みやトラウマが少しは緩和されるかもね。
HSPの感受性の強さは悪い感情に作用しますが、その分、良い感情にも作用します。
良い感情をたくさん見つけて、悪い感情に支配されないようにしたいですね。
まとめ:前向きな気持ちでトラウマを克服しよう
というわけで、今回は「トラウマ」について自分の考えをこのブログにまとめました。
トラウマや悩み、苦しいことがあると人生は確かに辛いです。
でも、何か辛いことがあったらその分、幸せに気付きやすくなると思います。
空腹の方が、ご飯を美味しく感じられるイメージと近いかもしれません。
辛いこと・苦しいことがあるのは仕方ないことですが、それらは自分が強くなるため、幸せになるために必要なことなのではないかと思います。
トラウマや悩みに意味があったと感じれる日がいつかは来ると信じ、自分を高めようとしていれば必ず報われるときがくると私は思っています。
ここまでブログを読んでくれてありがとうございます。
それでは✿
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