こんにちは✿
みなさんは「HSP」の中にも種類があるのを知っていますか?
私はその種類の中でも刺激を求めてしまうタイプの「HSS型HSP」です。
今日はそんなHSS型HSP特有の悩みや筆者が思う対処法をこのブログで紹介します。
- HSS型HSPのことが知りたい
- HSS型のHSPの悩みに共感したい
- HSS型HSPの悩みの対処法の参考例が知りたい
HSPとは?

HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。なんだか病名のように聞こえるかもしれませんが、これは遺伝子的に生まれ持った気質のことで、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
生まれつき「非常に繊細な人」「敏感な人」「感受性が強い人」などという意味です。
全人口の約5人に1人はこのHSPに当てはまっているそうです。
HSPについてまとめた記事もあるので、興味がある方はぜひ。
HSP関連の本はこちらから。
HSS型HSPの特徴
HSPの中には外向的で刺激を求めてしまう「HSS型HSP」がいます。
HSSとは、High Sensation Seeking(ハイ・センセーション・シーキング)の略です。
行動力があり、まわりからは「アクティブな人」という印象を持たれやすいですが、本人はとても繊細で傷つきやすく、疲れやすいです。
傷つきやすく、刺激に弱いのに刺激を求めずにはいられないという矛盾を抱えた特徴があるのがHSS型HSPです。
HSPの内、このHSS型は約30%いるらしく、人口全体では約6%いるそうです。
HSS型HSPの悩み

私が思うHSS型HSP特有の悩みを紹介します。
不安や怖さがあるのに刺激を求めてしまう
HSS型HSPは、不安や怖さがあるにも関わらず、刺激を求めずにはいられないです。
例えば、
- 人と会うのが怖いのに人と会いたくなる
- 外に出ると疲れるのに外に出たくなる
などです。
「何で?嫌なら、しなければいいじゃん」
と言われるかもしれませんが、この矛盾な行動は本人にもよくわからないんです。
好奇心旺盛な特性だからなのかもしれません。
自ら試練を作ってしまう
HSS型HSPは、行動せずにいられないので、常に「何かしないと!」という思いに駆られます。
そう思うきっかけは、
- 人の意見を鵜呑みにする
- 「現状維持は甘えなんじゃないか」と思ってしまう
など様々です。
- 人から「転職したら?」と言われたら、今の仕事に満足していても「転職した方がいいのかな?」と思ってしまう
- 今の生活が楽であっても「もっとこうしたらいいんじゃないか」、「こうしないといけないんじゃないか」と思ってしまう
行動するのはいいことでもあるのですが、私の場合、自分が「嫌だな」と思うことでも「やらなきゃ!」となってしまうんです。
嫌なことにあえて立ち向かっていって案の定、嫌な思いをするという無駄な試練を自ら作ってしまっていました。
そのことを知人の女性に話したら、
「生きていると試練は嫌でもやって来るから自ら作らなくてもいいんじゃない?」
とアドバイスしてくれ、ハッとしました(笑)
今でも「やらなきゃ」という思いには駆られますが、そのときは冷静に思考を巡らせ、やらなくていいことと、やった方がいいことを考えるようになりました(^^;)
行動力はあるが飽き性
好奇心旺盛で何か行動を起こすときは、すごくわくわくしているのですが、思ってたのと違ってたり、少しでも嫌なことがあると一気に冷めてしまいます。
いわゆる「熱しやすくて冷めやすいタイプ」です。
それを繰り返していると、
「自分って何もできないんじゃないか」
「継続力がないんじゃないか」
など、自己嫌悪になったりもします。
常にこのままでいいのかと思ってしまう
常に矛盾や戸惑いを感じているので、「このままでいいのかなぁ…」と思ってしまうことが多いです。
あれもこれも行動したくなる
↓
少しのことですぐ傷つき落ち込む
↓
でもまた行動したくなる
このループに入り、結果、
- 矛盾な気持ちにどう折り合いをつければいいのか
- 自分はどうしたいのか
- 自分はどうすればいいのか
など、自分の気持ちがわからなくなることもあります。
悩みの対処法

HSS型HSPはその人の特性なので、直すのは難しいです。
しかし、対処次第で自分が苦しまなくなり、特性とうまく付き合っていくことができるのではないでしょうか。
ここからは、私流の対処法を紹介します。
自己分析をする
まず1つ目は、「自己分析」です。
- 自分はどんなことが好き・嫌いか
- 自分はどんなことが得意・苦手か
- 自分はどうしたら落ち込んでしまうか
- 自分はどうしたらストレスを感じなくなるか
など、自分に関することを考えてみてください。

ノートに書いたり、自分を客観視して分析するのもおすすめだよ!
自分を知るということは、「自分の特性を知る」ということで、
- 悩みや不安を冷静に考えられる
- 感情のコントロールをしやすくなる
- 幸せを感じやすくなる
などのメリットがあります。
HSS型HSPという特徴も自分を知るツールの1つとして、うまく付き合っていくのがいいのかなと思います。
しかし、
「私はHSPだから…」
という型にはめ、何もしない理由に使うのは注意が必要です。
HSPの特徴を「何もしない言い訳」に使うのは、自分の成長を妨げてしまうので非常にもったいないことだと思います。
HSPだから○○はできない → HSPだけど○○はしてみよう
という思考に切り替え、自分を知ることを大切にしたいですね。
妥協点を探す
2つ目は、「妥協点を探す」です。
どういうことかというと、「刺激を求めるのを我慢して行動しないようにする」でもなく、「刺激を好きなだけ求める」でもない、
「自分にとって本当にしたい行動を考えて、それだけを行動する」
ということです。
行動するのをやめる → ✕
好きなだけ行動する → ✕
自分にとって重要と思うことだけ行動する → 〇
「自分にとってこれは譲れない!」と思うことだけを行動に移し、それ以外は「これで満足だ」と思うようにすると、自分の気持ちを無視することなく、折り合いがつけられるのではないでしょうか。

白か黒か、0か100ではなく、中間を取ってもいいんだよね。
「まぁいっか」を口癖にする

3つ目は、「まぁいっか」を口癖にするです。
深く考えすぎたときや落ち込んだときに気楽な気持ちになれるおまじないだと思います。
「そんな簡単に気楽な気持ちになれないよ…」というときでも、とにかく言うだけでもいいです。(声に出せないときは、心の中で言ってもOKです。)

似た言葉で「ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)」っていうのもあるよね。
私は深く考えすぎたり、嫌なことを思いをしたとき、徹底的に落ち込むのですが、
最後は、
「まぁいっか。気楽に気楽に」
と自分に言い聞かせています。
すべてを受け入れてみる
4つ目は、自分の特性、まわりの環境などを「すべて受け入れてみる」です。
それは、たとえネガティブなことでも、ありのまますべて受け入れてみることです。
例えば、
「人付き合いが苦手な自分が情けなくて嫌(ネガティブ)」と思っても、
「それでもいいじゃん(受け入れる)」という気持ちで受け入れてみてください。
すべてを受け入れるということは難しいときもあると思いますが、受け入れるという気持ちには様々なメリットがあります。
- ネガティブな状況でも「ネガティブなことがあるのは当然」と思える
- 失敗しても「経験値」と捉えることができる
- 感謝の気持ちが芽生えやすくなる
- 気持ちが楽になる
どんな自分でも拒絶したりせず、まずは深呼吸をし、すべてを受け入れるのを意識してみてください。
少し気楽な気持ちになれるかもしれません。
- 自己分析をする
- 妥協点を探す
- 「まぁいっか」を口癖にする
- すべてを受け入れてみる
まとめ:自分の特性を知り、それを受け入れよう
HSS型HSPの私がそれ特有の悩みと対処法をこのブログで紹介しました。
自分の特性とうまく付き合っていくことは、簡単なようで意外と難しいです。
このような記事を書いていますが、私もうまく実践できないときはもちろんあります。
ですが、最初からうまくできる人はおらず、大事なのは日々の積み重ねだと思います。
この記事を読んで、自分の特性を知り、自分の幸せを考えるヒントになれれば嬉しいです。
ここまでブログを読んでくれてありがとうございます。
それでは✿
コメント