こんにちは✿
みなさんは、「人間関係リセット症候群」って知っていますか?
精神的な現代病の1つとも言われていて、これは人間関係に関わる症候群です。実は私(HSP)も時々、人間関係リセット症候群に襲われるときがあります(^^;)
「HSPは人間関係リセット症候群になりやすいのかな?」と思い、このブログ記事を書きました。
というわけで、今回は、
- 人間関係リセット症候群とは何か?
- HSPは人間関係リセット症候群になりやすい原因
- 人間関係リセット症候群への対処法
について考えました。
HSPとは?

HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。なんだか病名のように聞こえるかもしれませんが、これは遺伝子的に生まれ持った気質のことで、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
生まれつき「非常に繊細な人」「敏感な人」「感受性が強い人」などという意味です。
全人口の約5人に1人はこのHSPに当てはまっているそうです。
HSPについてまとめた記事もあるので、興味がある方はぜひ。
HSP関連の本はこちらから。
人間関係リセット症候群とは?
人間関係リセット症候群とは、
連絡先やSNSなど人との繋がりが嫌になり、その衝動から一気に人間関係をリセットしてしまう行動
を指します。
人間関係リセット症候群は病名というわけではなく、現代の人間関係のストレスから生まれた造語です。
人と関わることに疲れたり、人と会うのが面倒になってしまった人がこの人間関係リセット症候群に陥りやすく、ある日突然人間関係を断ちたくなる衝動に襲われてしまいます。
人間関係リセット症候群には様々な特徴があります。
- 連絡先やSNSのアカウントを全て削除してしまう
- 人から来た連絡を無視してしまう
- 自身の連絡先も変更してしまう
- 転職や引っ越しをしてしまう etc.
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴もあります。
- ネガティブ思考な人
- 物事を気にしすぎてしまう人
- ひとりが好きな人
- 完璧主義な人 etc.
人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴をまとめると、HSPの特徴と似ているような気がします。
HSPが人間関係リセット症候群になりやすい原因
HSPが人間関係リセット症候群になりやすい原因を考えてみました。
気にしすぎるから
1つ目の原因は、HSPの代表的な特徴の「気にしすぎるから」です。
HSPは人間関係で相手の言動や態度が気になり、少しでも相手の様子が変わると「嫌われたかな」「傷つけるようなこと言っちゃったかな」など思ってしまい、気疲れしてしまいます。
相手側は特に何も思っていない場合でも、HSPはすぐに

自分は何か相手に失礼なことしていないかな…。
と思ってしまいます。
私の場合、人と会ったあとはよく「ひとり反省会」をしてしまうことが多いです(^^;)
ひとり反省会の記事はこちら。
HSPのこういった「気にしすぎ」が、人間関係が煩わしく思えてしまう原因の1つかなと思います。
傷付きやすいから

2つ目の原因は、「傷付きやすいから」です。
HSPは人一倍傷付きやすいのも大きな特徴で、相手から暴言や悪口を言われたらものすごく傷付きます。
私も会社の人から明らかな嫌がらせの言葉を受けたとき、トイレで号泣したのを覚えています。本当にすぐ泣いてしまうので、トイレで泣いたのは1回や2回ではありませんでした(^^;)
HSPがすぐ泣いてしまう原因の記事はこちら。
HSPは物事を深く感じやすいので、嫌な出来事の場合はより印象が強く残りがちです。
さらに、HSPは共感能力も高く、周囲のネガティブな感情も自分自身のものとして感じてしまう傾向があり、自分のことでなくても傷付いてしまう場合もあります。
完璧主義だから
3つ目の原因は、「完璧主義だから」です。
HSPは、
- 物事を深く考え、詳細に分析する
- 自分の行動や結果に対して厳しく評価する
- 少しのミスでも深く反省する
- 批判や否定的な意見を非常に強く受け止める
などの理由から完璧を追求する傾向があります。
HSPの完璧主義に関する記事はこちら。
こうした完璧主義な特徴から、人間関係の微妙な歪みなども許せなくなり、「1から全てやり直したい」という気持ちになることがあります。
実際に私も、人間関係をリセットしたくなるときは、

あれもこれも気にするくらいなら全て1回リセットしたい!
という衝動に駆られます(^^;)
フラストレーションが溜まるから
4つ目の原因は、「フラストレーションが溜まるから」です。
これは上記で書いた、
- 気にしすぎ
- 傷付きやすい
- 完璧主義
などのストレスが積もるに積もって、人間関係リセット症候群特有の「消したい!」という衝動的な気持ちに陥ってしまうのだと思います。
人間関係リセット症候群の対処法

ここからは、私が思う「人間関係リセット症候群の対処法」を紹介します。
一旦冷静になってみる
人間関係リセット症候群は、人間関係のストレスが溜まり、それが限界までいってしまうと衝動的な気持ちになって、リセットしてしまいます。
しかし、行動を起こす前に、一旦冷静になることが大切だと思います。一度リセットした人間関係を修復するのは大変ですし、もしかしたらリセットして後悔する可能性だって出てきます。
衝動に駆られているときには、

自分のまわりの人たちが全員嫌い!
という風に思ってしまうこともあるかと思いますが、それは一時的に感情が高ぶっているだけで、本心とは違うケースが多いです。
私の場合、衝動に駆られても、

よく考えたらあの人には恩があるし、この人とは仲が良いし…。
と冷静に考えると消したくない相手が浮かんできます。
全ての人との関係を断つのは一度冷静になってからでも遅くはないと思います。
された側の気持ちも考えてみる
HSPは人の気持ちを想像するのが得意です。
その特技を使って、リセットされた側の気持ちも考えてみてください。リセットされた側には、「どうしたのかな?」「何かあったのかな?」と思う人もいると思います。
HSPは相手に心配させたくない、不快な思いをさせたくないと思うことが多く、
相手の気持ちを考えることがリセットを踏みとどまらせるブレーキ
になるかもしれません。
苦手な人のみリセットする
冷静になって考えた結果、それでもリセットしたい場合は、苦手な人のみをリセットするという手もあります。

私も実は、気が合わなかった人の連絡先は全て消したことがあります…。
自分のまわりの人全てが敵というわけではないので、自分の味方でいてくれる人や仲良くしてくれる人などに集中するために苦手な人のみ手放すのもありかなと思います。
根本的な解決法を考えてみる
人間関係リセット症候群は「リセットしたら解決する」というわけではありません。
そもそも人間関係リセット症候群は、人間関係の煩わしさやストレスからくるもので、リセットしてもまた同じことの繰り返しになる可能性が高いです。
そう考えると、人間関係の根本的な解決方法を探すのが最良です。
例えば、
- どんな場面で人間関係で悩むのかを自己分析する
- 割り切る気持ちを持つ
- 気にしない訓練をする
- 自分に合ったストレス発散方法を見つける
などの方法があります。
人間関係でストレスを感じにくくすることが、人間関係リセット症候群から解放される第一歩ではないでしょうか。
まとめ:人間関係リセット症候群から上手くに卒業しよう
HSPと人間関係リセット症候群について自分なりにブログにまとめてみました。
- 衝動に駆られたとき一旦冷静になり考える
- リセットされた側の気持ちも考える
- どうしても苦手な人のみをリセットする
- 人間関係のストレスの根本的な解決方法を考える
人間関係リセット症候群は、「人間関係が原因でストレスが溜まり、その気持ちが爆発したときにリセットしてしまう」のですが、HSPは特にその傾向が強いと思います。
私も何度もその衝動に駆られ、全てリセットしようとしたことが何回かありますが、実際に実行するのは未遂で終わっています(^^;)
気にしすぎるあまり、全てを投げ出したくなることは誰にでもありますが、まずは冷静になることが大事だと思います。リセットしたいとき、大抵の場合、感情的になってヤケを起こしていることが多いと思うので、そんなときは勢いに任せてはいけません。
人とほどよく距離を保ち、ストレスも適度に発散すれば、人間関係リセット症候群から上手く卒業できると思います。
ここまでブログを読んでくれてありがとうございます。
それでは✿
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