こんにちは✿
みなさんは「雑談」って得意ですか?
人と会話する上で「雑談力」というのは、あって越したことはないですよね。
しかし、私(HSP)は雑談がものすごく苦手です(笑)雑談中にHSP特有の色々考えては色々気にしてしまうクセがあるので、いまいち雑談に集中できません。
というわけで、今回は、
- HSPが雑談が苦手な理由
- 雑談の対策
をテーマにブログを書こうと思います!
HSPとは?

HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。なんだか病名のように聞こえるかもしれませんが、これは遺伝子的に生まれ持った気質のことで、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
生まれつき「非常に繊細な人」「敏感な人」「感受性が強い人」などという意味です。
全人口の約5人に1人はこのHSPに当てはまっているそうです。
HSPについてまとめた記事もあるので、興味がある方はぜひ。
HSP関連の本はこちらから。
HSPが雑談が苦手な理由

HSPでなくてもコミュニケーションが苦手な人はいますが、その中でもHSPは、その特徴から雑談をより難しくしてしまっています。
雑談が難しくなってしまう理由を考えてみました。
緊張感と不安感を感じやすい
HSPにとって、雑談する時は多くの場合、緊張感や不安感を持ってしまいます。
雑談はその場の雰囲気や瞬間的な反応が重要視されるため、HSPはその場の空気を読みすぎてしまい、言葉を選ぶ際にプレッシャーを感じてしまいます。

私も雑談しているとまわりのことが気になり緊張してしまいます。
例えば、相手がどう感じているのか、どんな反応をするのかを過度に気にするため、発言が遅れたり、話題を見つけるのに苦労することが多いです。また、自分が相手にどのように映っているのかを気にしすぎるあまり、自然な会話でさえ難しく感じてしまいます。
相手の感情の変化に敏感すぎる
HSPは他人の感情や環境の変化に非常に敏感です。
雑談の場面では、相手の微妙な表情の変化や声のトーンの違いを敏感に察知し、それに対して強く反応してしまいます。
例えば、相手が少しでも退屈そうにしていると、

自分の話、つまらないのかなぁ…。
と不安になります。
また、相手の感情に共感しやすいため、相手が悲しい話をすると、その悲しみを自分も同じように感じてしまうことがあります。
このように、HSPは他人の感情に対して非常に強く反応するため、雑談がエネルギーを消耗しがちです。
自分だけが楽しめていないと感じてしまう
HSPは自分が他の人と同じように雑談を楽しめないことに対して、劣等感を感じることがあります。
周囲の人々が自然体でスムーズに会話を楽しんでいるのを見ると、

自分はなぜ楽しめていないのかなぁ…。
と悩んでしまうことがあり、特に、雑談が得意な人たちと比べると、自分のコミュニケーション能力に自信を持てなくなることがあります。
しかし、これはHSPの特性によるものであり、決して能力の問題ではありません。
HSPの敏感な感受性は、深い洞察力や共感力に繋がる強みでもあるので、その特性をしっかりと理解し、自分なりのペースで会話を楽しむ方法を見つけることが大切です。
会話の中で情報過多になりやすい
雑談の場では、多くの情報が一度に飛び交います。
HSPはそのすべての情報を細かく処理しようとするため、情報が頭の中で渋滞しやすくなってしまいます。
例えば、複数の会話が同時に進行している環境では、それぞれの会話の内容やトーン、話している人の感情など、あらゆる要素がHSPの頭の中に入り込んできます。
このような状況では、どの情報が重要かを瞬時に判断するのが難しくなり、結果として会話に集中できなくなることがあります。
雑談時の対策①「雑談が楽になるための工夫」

HSPが雑談を楽に感じるためには、自分の特性を理解し、それに合わせた工夫を取り入れることが重要です。
ここでは、雑談が苦手なHSPが日常の会話を楽しめるようになるための具体的な方法について考えてようと思います。
雑談の際に役立つ具体的なテクニック
雑談の際に役立つ具体的なテクニックをいくつか紹介します。
- 軽い話題を準備しておく
- 相手に質問を多くする
- ボディランゲージなどの興味を示すリアクションを意識する
まずは、事前に話題を準備しておくことです。
例えば、
- 最近読んだ本
- 最近観た映画
- 休日にしたこと
など、軽い話題をいくつか頭の中にストックしておくと、会話の糸口を見つけやすくなります。自分が詳しい分野であれば、自信を持って話すことができ、相手の興味を引くこともできます。

私は最近のニュースや流行りの情報を仕入れておくようにしています。
また、質問を多くするのも効果的です。相手に興味を持って質問を投げ返すと、会話の主導権が相手に渡るため、その間は、一瞬かもしれませんが、「自分がリラックスできる時間帯」となります。
さらに、相手の話に対して共感や興味を示すリアクション(ボディーランゲージなど)を意識することも重要です。笑顔やうなずきなどの非言語的な反応を取り入れることで、自然な会話の流れを作ることができます。
自分のペースで会話を楽しむために「自分をよく知る」
HSPが雑談を楽しむためには、自分のペースで会話を進めることが大切です。
無理に相手に合わせようとすると、ストレスが溜まりやすくなります。自分のペースで会話を楽しむためには、まず自分自身をよく知ることが必要です。
- 「自分はどのような環境でリラックスできるのか」
- 「自分はどのくらいの時間が心地よいのか」
などを理解し、その範囲内で雑談を行うようにしましょう。

長時間の会話が苦手な場合なら、短い休憩を挟むように心がけたり、気分転換に外の空気を吸うのもおすすめ。
また、オンラインのコミュニケーションを活用するのも一つの方法です。オンラインでは、対面よりも自分のペースで話しやすい場合があります。チャットやメッセージを使うことで、リアルタイムのプレッシャーを軽減し、自分の言葉をじっくり考える時間が持てます。
ポジティブな体験を積み重ねる
雑談が苦手なHSPでも、少しずつポジティブな体験を積むことで、自信を持つことができます。
無理に大勢の前で話す必要はありません。まずは親しい友人や家族との会話から始め、徐々に慣れていくことを目指すのがいいと思います。成功体験を重ねることで、自然と雑談に対する抵抗感が薄れ、楽しめるようになるはずです。
雑談時の対策②「雑談の中でHSPの強みを活かす」

HSPの特性は、雑談では苦手と感じることが多い一方で、さまざまな場面で強みとして活かすことができます。
ここでは、HSPならではの強みをどのように活かし、人とつながるかを考えていきます。
HSPならではの共感力や洞察力を活かす
HSPの持つ共感力や洞察力は、他人との深いつながりを築く上で大きな強みです。HSPは他人の感情を敏感に察知することができるため、相手に寄り添うことができます。

悩みを抱えている人に適切な言葉で励ますことができるから、HSPの共感力は友人や家族との関係を深めることに役に立つよ。
また、洞察力を活かして、職場やコミュニティでの問題解決に貢献することも可能です。
HSPは細かい部分に気づきやすく、全体の流れを見通す能力にも優れているため、チームの中で重要な役割を果たすことができます。
例えば、
- 会議の中で見落とされがちなポイントを指摘する
- チームメンバーのストレスを早期に察知してフォローする
など、HSPの洞察力は職場環境を改善するための大きな力となりえます。
HSPの特性を理解し、ポジティブに捉えるような心構え
HSPの特性を理解し、それをポジティブに捉えることが重要です。
自分の感受性の高さをネガティブに捉えるのではなく、HSPであることを受け入れながら自分のペースで生活することで、ストレスを軽減し、より充実した日々を送ることができます。

周囲の親しい友人や家族にHSPなことを伝えてサポートしてもらうのも大切だよ。
理解のある環境で過ごすことで、自分の特性を活かしながら、より自然体で人と関わることができます。
雑談以外で人とつながる方法を考える
雑談が苦手でも、他の方法で人と繋がることは十分に可能です。
HSPは深い対話を好む傾向があるため、1対1の会話や小さなグループでの交流には向いています。

共通の趣味の人たちとの集まりやイベントに参加して、深く交流するのもいいよね。
さらに、SNSやオンラインコミュニティを活用するのも効果的です。
オンラインであれば、自分のペースで交流できるため、リアルタイムのプレッシャーを感じることなくコミュニケーションを楽しむことができます。
ブログやSNSで自分の考えや感じたことを発信することで、共感してくれる人たちとの繋がりを築くことができます。
まとめ:自分の特性を受け入れて雑談する
というわけで、「HSPと雑談」についてブログで考えてみました。
雑談が楽になるための工夫
- 雑談の際に役立つ具体的なテクニック(事前情報・質問返し・ボディランゲージ)
- 自分をよく知る
- ポジティブな体験を積み重ねる
雑談の中でHSPの強みを活かす
- HSPならではの共感力や洞察力を活かす
- HSPの特性を理解し、ポジティブに捉える
- 雑談以外で人とつながる(少人数・オンラインなど)
HSPとして、雑談が苦手であることを受け入れ、自分らしさを大切にすることが鍵となります。「雑談が苦手だから…」「HSPだから…」とふさぎ込まず、工夫して苦手意識を克服しましょう。
この記事が雑談に悩むHSPの参考になれれば嬉しいです(*^^*)
ここまでブログを読んでくれてありがとうございます。
それでは✿
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