こんにちは✿
みなさんは「病気不安症」という言葉を知っていますか?
病気不安症は不安症の1つで、自分が病気になることを異常に心配することを指します。
私もこの病気不安症に陥るときがあり、それはHSP気質と関係あるのかなと思い、今日はそれについて考えていきたいと思います。
というわけで、今回は、
- HSPは病気不安症になりやすいのか?
- 病気不安症を乗り越える方法
についてブログにまとめました。
HSPとは?

HSPは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称です。なんだか病名のように聞こえるかもしれませんが、これは遺伝子的に生まれ持った気質のことで、アメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。
生まれつき「非常に繊細な人」「敏感な人」「感受性が強い人」などという意味です。
全人口の約5人に1人はこのHSPに当てはまっているそうです。
HSPについてまとめた記事もあるので、興味がある方はぜひ。
HSP関連の本はこちらから。
病気不安症とは?
病気不安症(英語名 Illness Anxiety Disorder)には、次のような特徴があります。
身体の徴候や症状の誤った解釈のため、病気にかかるあるいはかかっているとの思い込みが6か月以上持続しており、それが著しい苦痛や機能の障害を呈している精神障害である。
Wikipedia – 病気不安症
簡単に言うと、

病気にかかったらどうしよう…。
と常に思ってしまう不安症です。「これ私だ!」と思いました(笑)
病気不安症の症状

私の考えですが、HSPは外部からの刺激や内面的な変化に対して非常に敏感であり、病気不安症に陥りやすい傾向があると思います。
また、HSPは心配性な人も多く、病気に対しても過度に心配してしまうことも原因かなと思います。
HSPの心配性に関する記事はこちら。
病気不安症について説明しますが、以下の項目はほとんど私のことです(^^;)
自分が重病かもしれないと過剰に心配する
病気不安症の最も顕著な特徴は、病気に対する過剰な心配です。
これは、HSPの心配性な面からきていると思います。

心配性過ぎて少しでも体調が悪いと重大な病気だと捉えてしまいます…。
例えば、普通の頭痛や軽い腹痛を深刻な病気だと考え、重病にかかっているのではないかという不安を感じ続けてしまいます。
頻繁に医療機関を受診する
病気の不安を少なくしようとして何度も医療機関を受診してしまいます。
特にHSPは自分の健康状態に敏感であるため、複数の専門家の意見を求め、複数の検査や診察を繰り返すことが多いです。

気にしないようにはしても、「大きな病気でない」と医師に言われるまで落ち着かないんですよね…。
しかし、根本的な不安解消にはつながらず、また何か不調があればすぐに病院に行きたくなります。
病状をネガティブに捉えるせいで過度に情報を検索する
現代では健康情報がすぐに入手できるので、インターネットなどを通じて、自身の症状に関する情報を過剰に検索してしまいます。

どこか痛みを感じたり、あざが出来たりと身体がいつもと違うと感じたらすぐスマホで調べてしまいます…。
HSPは情報に対しても非常に敏感であり、症状に関する情報を過剰に収集しがちです。
こういった行動をすると、病気に対する不安から焦りが生じ、信頼性の低い情報や誤った情報に流される危険があります。
※症状に対する恐怖のせいで、自己診断を何度も繰り返すことで不安をループさせてしまいます。特に信頼性の低い情報や誤った情報に流されて不安になることもあります。
HSPが病気不安症になりやすい原因

病気不安症の原因を調べてまとめました。
原因は多岐にわたる要因が絡み合っており、その中には心理的要因、認知の歪み、家族歴などが含まれるそうです。
特にHSPはこれらの要因に対して敏感に反応しやすく、病気不安症を発症するリスクが高いと思われます。
心理的な要因のせい
病気不安症の発症には、
- 過去のトラウマ
- ストレス
- 不安障害
といった心理的要因が大きく関わってきます。
幼少期に病気やケガの経験がトラウマとなり、それが成人後に病気に対する過剰な心配となることがあります。
さらに、
- 日常生活におけるストレスやプレッシャー
- 完璧主義
- 心配性
なども病気不安症の発症リスクを高める要因となります。

私はストレスに弱く、病気にかかったらより大きなストレスがかかり、精神的に参ってしまうのが怖くて病気になるのを恐れているところがあります…。
このため、心理的なストレスが病気不安症の引き金となりやすいです。
遺伝と家族歴が要因になる
病気不安症は、家族歴が影響することがあるそうです。
HSPの特性も遺伝的に伝わることがあり、家族内で感受性が高い人が多い、つまり、遺伝的な要因で、病気不安症を発症しやすくなるようです。
ほとんどの場合、敏感さは遺伝するようだ。
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。P.48
また、家庭環境において、常に病気や健康に対する過度な心配をしている場合には子どもはその影響を受けやすく、環境的な要因で、病気不安症を発症するリスクが高まります。
病気不安症を改善するには?

病気不安症の治療には、さまざまな方法がありますが、その中でも
- 認知行動療法(CBT)
- 薬物療法
- 教育とサポート
- ストレス管理
が主な柱となります。
認知行動療法(CBT)
認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy。略すとCBT)は、病気不安症の治療において最も効果的とされる心理療法の一つです。
CBTは、患者の思考や行動パターンを修正することを目的としています。具体的には、病状を大袈裟に考えてしまうことを修正したり、不安を引き起こす行動パターンを変更したりすることが目的です。
薬物療法
病気不安症の治療には、抗不安薬や抗うつ薬などの薬物療法も有効のようです。
詳しく知りたい場合は、医療機関のカウンセリングを受診してお確かめください。
教育とサポート
患者自身やその家族に対する教育とサポートも、病気不安症の治療においては重要です。
患者が自分の症状や治療法について正しい知識を持つことで、不安を軽減し、治療への積極的な参加を促すことができます。また、家族や友人からのサポートは、患者の回復に大きな影響を与えます。
HSPは周りの環境や他人の感情に対して敏感であるため、家族や友人の理解とサポートが特に重要です。適切なサポート体制が整うことで、患者は安心して治療に専念することができます。
ストレス管理
ストレス管理も病気不安症の治療において欠かせません。
ストレスは病気不安症の発症や悪化の要因となるため、普段のストレスを上手に管理することが重要です。リラクゼーション法やマインドフルネス、適度な運動などがストレス管理に効果的です。
病気不安症に陥らないようにするには?

ここからは、私も意識している「病気不安症に陥らないための方法」を紹介します。
健康的なライフスタイルを習慣化する
健康的なライフスタイルは、病気不安症の予防において基本で重要な要素です。
- バランスの取れた食事
- 適度な運動
- 十分な睡眠
によって健康は維持されます。
基本的な健康習慣を守ることで、身体の不調が心の不安につながるリスクを減らすことができます。

私は朝は必ず和食にするなど、食べるものには気を付けています。
また、趣味などでストレスを発散して心のバランスを保つことも重要です。
さらに、リラクゼーション法やマインドフルネスを取り入れることで、リラックスした状態を保ち、過剰な心配を防ぐことができます。
信頼性のある正しい知識を得る
病気不安症に関する正しい知識を持つことは、予防において重要な役割を果たします。
HSPは情報に対しても敏感であり、誤った情報に影響を受けやすいため、信頼性のある情報源を知ることが大切です。

婦人科の先生に「ネットは嘘ばかり書いてあるので気を付けてください」と言われたことがあるので、それを肝に銘じています。
医療専門家からの信頼性のあるアドバイスにより、過剰に心配することが徐々にが少なくなり、自分の健康状態に対して正しく理解できるようになります。
自分だけでなく、家族や友人も正しい知識を持てば、よりよいサポート受けられると思います。
定期的にメンタルチェックを実施する
定期的なメンタルチェックは、病気不安症の早期発見と予防に有効です。
HSPはストレスや不安に対して敏感であるため、定期的な心理カウンセリングやメンタルチェックを受けることで、問題の早期発見や適切な対策ができます。
また、自分のストレスレベルや心理状態を自分自身が認識できるため、少しの異変にも気付きやすくなるため、病気不安症の発症を未然に防ぐことも可能になります。
まとめ:病気不安症の正しい知識の下で正しく処置しよう
というわけで、「HSPと病気不安症」についてまとめました。
- 病気の心配を減らすために健康的な生活を送る
- 専門家の意見や信頼性のある知識を得る
- 定期的にメンタルチェックをする
HSPは何でも深く考えしまう繊細さん・心配性さんが多く、病気不安症も心配な気持ちからきているので、HSPは病気不安症の人が多いのかなと思い、このブログ記事を書きました。
病気を心配するのは、いたって普通の感情ですが、それが過度になってしまうと気持ち的にしんどくなってしまいますよね(^^;)
この記事が私と同じように病気不安症で悩んでいる方の共感・参考になれれば嬉しいです。
ここまでブログを読んでくれてありがとうございます。
それでは✿
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