障害者の就労サポート・就労移行支援事業所に通ってみた感想

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こんにちは✿

今日は私が就労移行支援事業所に通っていたときの話をしたいと思います。

私は精神障害者手帳3級を持っていて、障害者枠で就職するために手帳を取得しました。

  • どうして就労移行支援を利用しようとしたのか
  • 就労移行支援事業所はどんな場所だったか
  • 実際、通ってみてどうだったか

などを話していこうと思います。

この記事はこんな人におすすめ
  • 就労移行支援について知りたい
  • 就労移行支援事業所で何をするのか知りたい
  • 就労移行支援事業所に通ってみた感想を知りたい

※情報は筆者が通っていた就労移行支援事業所に基づいています。他の就労移行支援事業所では仕組みや特徴が異なる場合があります。

※通所していたのは2015年くらいで、現在は特徴などが変更されている可能性があります。

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就労移行支援事業所とは?

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就労移行支援とは、障害を持つ人が一般企業に就職するために必要な知識やスキルなどを学ぶことができる福祉サービスです。

そのサービスが受けられる場所を就労移行支援事業所といいます。

就労移行支援事業所は学校のように通所し、自分に合った職種などを担当スタッフの人と相談しながら就職への準備をしていきます。

就労移行支援の詳しい情報はこちらの記事にまとめてあります。

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通所した就労移行支援事業所の特徴

就労移行支援は全国に様々な事業所があり、どこもあまり大差がないようです。

私が通っていた就労移行支援事業所(以下、A社)は全国にあり、主に関東に多くの拠点があります。

今回は私が通っていたA社のことを紹介します。

利用料は基本無料

就労移行支援の利用料は世帯収入によります。

私が通った事業所は利用料はかからず、昼食代も無料でした。

交通費は自己負担でしたが、横浜市では障害者手帳を取得すると福祉乗車券(※福祉パス)が交付されるので、ほぼ交通費は無料でした。

※福祉パスとは?
  • 高齢者や障害者に交付される交通カード
  • 特定の公共交通機関(バス・地下鉄など)が利用できる
  • 少額の負担金(横浜市だと1,200円)または無料

注)福祉パスが発行されるかは、お住いの自治体によって変わってきます。

さらに出席日数が多いとクオカードがもらえる特典もありました。

利用料金や昼食代も無料なのに、クオカードまで貰え、ちょっと申し訳なくなるくらいでした(笑)

1日の流れはカリキュラム通りに

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私が通っていた事業所は基本的には、

  • 10時~16時(1時間昼休憩)
  • 週5
  • 事業所は日曜のみ休み

という形で通います。

ただ、本人の体調次第で1日の時間を短くしたり、週3や週4などにすることも可能でした。(私も慣れるまで週3の3時間から始めました)

そして、1日のスケジュールは決められたカリキュラム通りです。

1時間の休憩があり、合間合間に10分ほどの休憩もあって、休憩時間がかなり多かったです。

ハード過ぎて通えなくなるのを防ぐためにそうしているのかなと思いますが、余裕がある人からすると少し楽に感じるかもしれません。

訓練内容はパソコン作業や軽作業など

訓練内容は主に、

  • パソコン訓練(文字入力、Word・Excelの操作など)
  • 軽作業訓練(仕分け作業、組立作業など)
  • グループワーク(コミュニケーション能力向上)
  • ビジネスマナー講座
  • オフィスワークシミュレーション
  • ウォーキング(体力づくり)

などがあります。

事務職に就きたい人はパソコン訓練、軽作業の仕事に就きたい人は軽作業の訓練に力を入れます。

他にも、グループワークでコミュニケーション能力を鍛えたり、ビジネスマナーの基本的なことを学んだり、体力づくりとして外にウォーキングをするというカリキュラムがありました。

服装は私服でOK

基本的に服装は私服でOKで、髪型・メイクなども自由でした。

ただ、あまりに場違いな服やメイクなどは指摘されるか思います。

ただ、週に1度フォーマルデーがあり、スーツで来ることが規則になっていました。

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通所した感想

ここからは私がA社に通所した感想を書いていこうと思います。

仕事がトラウマになっていたのが利用しようとしたきっかけ

私が就労移行支援事業所を利用しようとしたきっかけは、

長年勤めていた仕事を辞めて途方に暮れていた

からです。

様々なバイトに就いても上手くいかず、唯一長く続けられたバイト先もありましたが、そこも辞めてしまいました。

精神的にも参っていたので、1人で就職するのが不安だったんです。

元々、精神科を受診していましたが、あるとき、ネットで「精神病 就職」と検索すると、就労移行支援事業所のことを知り、A社を見つけました。

A社以外にも事業所はたくさんあったのですが、自分の住まいから一番近いところにA社があったので、そこを選びました。

始めは、

「どんなところだろう…」

「本当に就職できるのかな…」

などの不安はありましたが、とりあえず話だけでも聞こうと思い、電話で相談と見学の予約を入れました。

スタッフはみんな親切だった

A社で最初に対応してくれたのは、私より1つ年上の女性でした。

彼女は落ち着いた雰囲気で話を聞いてくれました。

話の内容は、

  • 就労移行支援事業所の簡単な説明
  • A社の仕組みや特徴の説明

などで、私個人に対しての質問もあり、

  • どんな障害を抱えているか
  • 普段はどんな生活をしているか
  • 趣味や得意なことは何か

などを聞かれました。

趣味は「絵を描くことです」と答えると、その女性も「アニメや漫画が好き」ということを明かしてくれました。それをきっかけに私も少し心が和み、緊張が和らいだのを覚えています(笑)

その後、A社に通うことにしました。

私の担当の女性スタッフはとても優しい人で、他のスタッフの人もみんないい人ばかりでした。

(私を担当してくれた女性は上記とは別の人でした)

スタッフは7人いて、男性5人女性2人でした。

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スケジュールはそこまでハードではなかった

私は、担当スタッフから

「週3の3時間から始めてみよう」

と言われ、まずはその通りに通所しました。

人が多く、慣れない場所で慣れない作業するのに緊張し、少し苦戦してました。

しかし、HSS型HSPの私からしたらその緊張感がいい刺激になったのかもしれません。

HSPに関する記事はこちら。

そして、A社の雰囲気に慣れてきた頃に、時間は3時間のままで週4にし、さらに慣れてきた頃には時間を4時間にしてみるなど、徐々に時間を増やしていきました。

3か月くらい経って、ようやく週5で10時~16時まで通所できるくらいに慣れていきました。

あくまで私の場合ですが、週5にしてもそこまでハードに感じませんでした。

多分、徐々に通所の時間を増やしていったのがよかったのかなと思います。

スタッフはその道のプロでもあるので、言われた通りにして正解だったように思います。

拠点ごとに様々な特徴がある

私が通っていた拠点は比較的ゆるめだということを別の拠点から来たスタッフに聞きました。(A社はスタッフの異動が激しかったです)

例えば、私が通っていた拠点では、

  • 作業中の私語はできるだけしない
  • 時間になったら各自でパソコンを用意して作業を始める
  • ウォーキングは希望者のみでそれ以外の人は、パソコンまたは軽作業訓練をする

なのに対して、別の拠点では、

  • 作業中の私語は禁止
  • 全員、時間ピッタリに作業を始める
  • ウォーキングは強制

など、少し厳しめでした。

スタッフいわく、私が通っていた拠点からその拠点へ移動したら少しハードに感じるかもしれないらしいです。

各拠点ごとに少し特徴が違うみたいでした。

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自分は発表することが苦手だった

自分が通所する上で苦手だったのは、人前で発表することでした。

人前で発表するときは、

  • オフィスワークシミュレーションの企画部の発表
  • グループワークでグループの意見をみんなに発表

などで、自分はそれが本当に苦手でした。

特にオフィスワークシミュレーションで、私が企画部の役割になったとき、利用者全員参加のゲームなどを企画しました。

そのとき、司会進行役などをしなくてはならず、あまりの緊張でスタッフに助けを求めてしまいました(^^;)
グループワークにおいても、グループの意見を「代表して言って?」って言われるのがとても苦だったことを覚えています。

みんなと休み時間に雑談するのもそこまで得意ではなかったのですが、発表するのは特に苦手で、

自分は人前で話すのが苦手なんだ

と、自覚しました。

利用者の人間関係のトラブルが多かった印象

利用者には様々な事情を抱えている人がたくさんいました。

色んな人がいるからなのか、利用者の間の人間関係のトラブル、特に男女の恋愛沙汰が多い印象でした。

人間関係のトラブル①

とある利用者の女性と男性がLINE交換したことをきっかけに、男性が女性に猛アタックしていたそうで、期待に応えられないと女性は断り続けてましたが、男性はその態度に逆ギレしてしまい、トラブルに発展してしまったそうです。その女性は、しばらく通所するのが難しくなるくらい精神的にダメージを受けていたそうです。

また、他のケースでは、

人間関係のトラブル②

とある女性に男性が少しストーカーとも取れる行為をしていたそうで、事情を知ったスタッフがその女性と男性の通所する日を完全に分けて、出会わないように配慮したそうです。

などと、男性が女性に言い寄ったことによるトラブルが多かったように思います。

そんなケースが多いので、スタッフは利用者同士の連絡先の交換やプライベートな質問は極力避けるようにと常に注意喚起をしていました。

自分は1年ほどで就職できた

私は約1年間ほど通って就職できました。

就職先は一般企業の事務職で、記事にもしてあります。興味がある方はぜひ。

他の利用者も大体1年~1年半くらいで就職できていました。

中には2年かかった人、2年経っても就職できず、就労継続支援A型に行くことにした人もいました。

就職が決まったら、最後の通所日に利用者の人たちとちょっとしたお別れ会をします。

お別れ会と言ってもどんなところに就職したかは伏せ、利用者のみんなに「今日で最後」ということを伝え、通所して思ったことなどを一言述べるだけです。

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まとめ:経験値として就労移行支援を利用するのもあり

人により、

  • 就労移行支援は自分とは合わない
  • 就労移行支援は意味がない

と感じるかもしれませんが、私は通ってよかったと思っています。

自分的には、

  • 経験値が増えた
  • 自分と相性がよかった
  • 結果、就職できた

などの理由からそう思えるのかなと思います。

もちろん、通うべきかは人によりけりで、事情によっても変わってきますが、基本的に出費は少なく通えるので、経験のため、または、お試しとして利用するのもありだと思います。

というわけで、就労移行支援事業所に通った感想をまとめてみました。


ここまで読んでくれてありがとうございます。
それでは✿

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